ヒトは20代後半を過ぎると加齢に伴い身体機能は低下していきます。何かしらの障害を抱えている方だと身体機能の低下のスピードはより早くなります。しかしヒトの体は活動量を上げるとその分身体機能も上がります。これを活動機能構造連関と言いますが、すなわち我々はより良く生きるために運動やリハビリは生涯必要だということです。
自費リハビリでは保険リハビリと違って期限なくリハビリを続けることができます。自費リハビリに通ったからといって自動的に身体機能が改善するわけではありません。一番大事なことはご自身のやる気です。そのやる気を引き出し、継続的にサポートすることが自費リハビリの大きな役割だと認識しています。
身体機能が低下している方は全ての方が対象となります。膝や腰の痛みから麻痺などその内容は人ぞれぞれですが、身体機能に関してお悩みの方はどんな方でも自費リハビリの対象になります。
医療情報をきちんと収集しているかどうか(現病歴、既往歴、内服薬、画像など)、病院のリハビリと比較しても満足いただける内容かどうか、医療連携を取れているかどうか、定期的な評価を実施しているかどうか。これらが重要であると考えます。
日本の社会保障費の推移からして、今後医療・介護保険領域のリハビリサービスが増大することは期待できないため、リハビリ難民は増えることが予想されます。その受け皿として自費リハビリは社会的存在価値が高いと考えています。しかし中には高額の割にリハビリ内容が見合っていない施設も増えてきているため、慎重に選ぶ必要があるかと思います。